アフタヌーンティー

午後の3時から5時の間のティータイムのことをアフタヌーンティーといいます。この伝統は英国のホテルやティールームで守られています。アフタヌーンティーでは紅茶とともに、練り菓子やサンドウィッチ、スコーンなどが出されます。とくに、デボン州ではスコーンが名物料理です。

Afternoon Tea
Buy at AllPosters.com

1840年代に、ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが昼食と夕食の間、午後5時頃、空腹をしのぐためにお茶とバターつきのパンをとったことが、アフタヌーンティーの始まりといわれています。

その時代、人々は昼食を正午に食べましたが、夕食を夜の8時や9時になるまで食べられなかったのです。そのため、アンナ・マリアは遅い夕食の時間まで我慢ができなかったのでしょう。彼女はほかの上流社会のレイディーたちをティータイムに招待しているうちに、アフタヌーンティーは上流階級の女性たちの流行になっていきました。

現在では、英国の社会慣習と労働時間の変化によって、英国人の多くが特別な機会にしか、アフタヌーンティーをとらないようになっているようです。

かつての英国では、アフタヌーンティーは日々の出来事のひとつでした。最近では、アフタヌーンティーはホテルやカフェ、ティーショップなどで行なわれる特別な楽しみになりつつあります。けれども、多くの英国人がティータイムに一杯の紅茶を飲む楽しみを持ち続けているのは事実です。

ロンドンのドーチェスターやリッツのような有名なホテルでは、アフタヌーンティーは依然として人気のあるイベントです。こうした有名なホテルでアフタヌーンティーを楽しもうと思ったら、事前に予約をとっておく必要があります。

スポンサードリンク
イレブンジィズ ハイティー


HOME > 英国のティータイム > アフタヌーンティー
inserted by FC2 system