ハイティー
ハイティーとは、午後5時から6時の間にとる夕食のことです。肉類が中心のメニューであったために、「ミートティー」や「ハムティー」とも呼ばれています。
ハイティーという言葉は多くの人々にとって誤解されていることがあります。アフタヌーンティーをハイティーだと思っている人が多いのです。ハイティーという言葉が豪奢で高尚な響きをもっているような感じがするからでしょう。
一部のアメリカのホテルやティールームでは、「ハイティー」を提供する際に、誤解をして繊細な陶磁器に極上のペストリーやケーキをのせて提供したりもしています。
ハイティーはもともと、スコットランドやイングランドの農村や工業地帯における伝統的な習慣です。労働者階級の人たちにとって、ハイティーは夕暮れのあとすぐに食べることができる重要な食事だったのです。
アフタヌーンティーとの相違点
アフタヌーンティーは、ローティーとも呼ばれます。アフタヌーンティーは居間や客間で行なわれ、そういった場所では、ローテーブルやコーヒーテーブルがソファや椅子のそばに置かれていたからです。
ハイティーは居間や客間ではなく、食卓で行なわれるティータイムであるというのが重要なポイントです。背の高い食卓が、「ハイティー」の語源になったともいわれています。
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