ジャンピングについて

おいしい紅茶を入れるために必要なことのひとつに、「ジャンピング」があります。

ジャンピングとは、ティーポットの中で茶葉が対流運動をして、上下にゆっくりと移動することです。ジャンピングが起こることで、茶葉が開いて紅茶の風味が一層引き立つのです。また、紅茶の主な成分であるタンニンとカフェインが十分に抽出されるかどうかについても、正確にジャンピングを起こせるかどうかで決まってきます。


ジャンピングを起こすポイント

茶葉をジャンピングさせるにはポイントがあります。それは、お湯の温度と注ぎ方です。

お湯の温度

最適な温度は、95℃から98℃ですが、温度計を使うのは面倒かもしれません。目安として、ヤカンのお湯が沸騰して、2〜3センチほどの小さな泡があがってくる状態になればOKです。これ以上、沸騰させてしまいますと、お湯の中に酸素がなくなってしまいます。すると、茶葉が下に沈んでしまい、ジャンピングが起こらないのです。

注ぎ方

お湯を沸かしたら、ティーポットの上方30センチほどの場所から、お湯を注ぎます。少し高めからお湯を注ぐことで、お湯に少しでも多くの空気を含ませることができます。

ティーポットにお湯を注ぎ終わったら、ポット内の温度を90℃以上に保つようにしましょう。ティーコジーをティーポットにかぶせると保温することができます。また、うまくジャンピングが起こらなかったとしても、ティーポットの中をスプーンでかき混ぜるようなことはしないほうがいいでしょう。

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