リプトン(Lipton)
リプトンは英国の会社であり、その会社の名前は最初の所有者であるトーマス・ジョンソン・リプトンの名前にちなんで名づけられました。リプトンティーは1870年に創業が開始され、現在では世界で最大の紅茶の販売業者になっています。日本では、リプトンは1907年に日本に初めて輸入された紅茶として知られています。
トーマス・リプトンについて
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リプトンは1850年にスコットランドのグラスゴーで生まれました。1865年にリプトンは米国に移住して、そこでタバコ農園や運転手などのさまざまな職業に従事しました。その後、百貨店の食料品店で働きました。
そこで働いているうちに、リプトンはアメリカの企業の販売促進のやり方を学んでいきます。そのやり方というのは、見事なイメージ戦略であったり、顧客の心をつかむスローガンなどです。
リプトンはスコットランドに戻って、1871年に食料品店を開業しました。アメリカで学んだ商売の教訓にならって、派手な宣伝によって自分の店を宣伝していきました。
1880年までにはリプトンは20の店をもち、1890年になると所有している店の数は300にものぼり、リプトンは当時の誰もが知っている名前になりました。
リプトンの紅茶
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リプトンは1890年までは紅茶のビジネスには手を出しませんでした。オーストラリアに行く途中に、たまたま彼はセイロン(現在のスリランカ)に赴きました。これがリプトンの紅茶ビジネスのきっかけになります。
その年に、セイロンではコーヒーの農園が害虫の被害を受けていて、農園の所有者たちはコーヒーの代わりに茶を栽培していました。
リプトンは英国の彼の店に茶葉を供給するために、五つの倒産した茶園を購入しました。そして、「茶園から直接ティーポットへ」という有名なスローガンとともに、紅茶を世界中に普及させていきました。
1910年に発売された黄缶は現在でもイエローラベル として定番の商品になっています。
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