ティーバッグの歴史


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ティーバッグは茶葉が入った小さな袋です。英国だけでも85パーセント以上の人々が、紅茶を飲むときにティーバッグを使っているともいわれています。私たちの生活の中でもティーバッグはかなり身近なものではないかと思われます。ティーバッグにはふつう、一杯の紅茶に十分な量の茶葉が入っています。大きめのティーバッグになると、ティーポット一杯分の紅茶をいれることもできるでしょう。

茶葉から紅茶を入れる際にはティーストレーナーなどを使って、茶葉をこす必要があります。紅茶を飲んだあとに、ティーポットを洗う手間もあります。一方、ティーバッグの場合は茶葉を量る時間を省いたり、茶殻を簡単に処理できるので便利です。

ティーバッグの発明は偶然に

ティーバッグは1908年に紅茶の輸入業者をやっていたトーマス・サリバンによって、たまたま発明されました。顧客に対して茶葉のサンプルを輸送するコストを最小化するために、高価なブリキ缶を使うかわりに、小さな絹の袋に茶葉を入れて送ったのです。顧客たちは茶葉が入った絹の袋をそのままティーポットの中に入れたのです。これがティーバッグのはじまりであり、それは当時の人々に大変好評だったようです。

その後、1920年代までには、ティーバッグはアメリカ合衆国で大量生産されるようになりました。ティーバッグに使われていた絹がガーゼになったあと、現代で一般的な紙になりました。

ティーバッグの形

伝統的なティーバッグの形は正方形や長方形ですが、最近では円形やピラミッド型のティーバッグも販売されています。茶葉のジャンピングを助けるテトラ型のティーバッグもあるようです。

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