テトレー(Tetley)
テトレーは175年にも及ぶ歴史をもつ紅茶の会社です。テトレーはティーバッグを初めて紹介したことでも知られています。英国はもちろんのこと、アメリカやフランスでもテトレーは高い支持を得ています。アルミラミネートされたテトレーのティーバッグは人気の商品のひとつです。
テトレーの歴史
1822年に、ジョセフとエドワード兄弟が英国のヨークシャーで創業を開始しました。最初は馬の背に塩を載せて売り歩く行商人だったそうです。後に、二人は紅茶の販売もはじめました。
ビジネスを拡大するために、彼らは1856年にロンドンに移動しました。その当時のロンドンは世界の紅茶の取引の中心でした。彼らは紅茶のビジネスに集中していきます。
テトレー社の米国進出
1871年にはジョセフ・テトレーの息子である、ジョセフ・テトレー・ジュニアがビジネスに加わりました。
テトレー社は紅茶のブレンドにもビジネスをひろげました。1888年までには、テトレー社は米国にも進出し、米国でも紅茶の販売を行ないました。
1889年にはジョセフ・テトレー・ジュニアが父の死後、商売を受け継ぎました。テトレー社はアメリカでビジネスを拡大して、1913年にはニューヨークに工場を設立しました。
テトレー社とティーバッグ
ティーバッグは1908年にトーマス・サリバンによって発明されました。彼が顧客に送るための見本の茶葉を絹の袋に入れて送ったのが、ティーバッグの発明のきっかけです。絹の袋に入った茶葉を受け取った顧客たちは、その袋をそのままティーカップに入れてお湯を注いだのです。
この習慣が広く知られるようになると、テトレー社もティーバッグの製造のビジネスを拡大させていきました。
1930年代までは、テトレー社のティーバッグの販売は、全販売の約5パーセントを占めるにすぎませんでした。テトレー社はティーバッグが将来の紅茶の主流になると信じて、ティーバッグの製造に集中したのです。1953年には、テトレー社は英国でもティーバッグの販売を始めました。
今日では、ティーバッグはテトレー社の最大の収入源になっており、また、テトレー社は新しいティーバッグをデザインし続けています。
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