紅茶に含まれるテアニンのリラックス効果

世界中で水の次に多く消費されているのがお茶であるといわれています。紅茶、ウーロン茶、緑茶などは、すべてカメリア・シネンシスという、東アジア原産のツバキ科の植物の葉からつくられます。お茶の歴史を振り返りますと、お茶は嗜好品としてよりも最初は薬として用いられていました。東洋から西洋にお茶が伝わったときも、最初はお茶が薬として使われていたのです。ここでは、紅茶に含まれているテアニンという成分について解説します。

テアニンの効能

紅茶に含まれるテアニンは、紅茶のうまみと甘みを醸し出すアミノ酸の一種です。テアニンの最大の効能は何といっても、リラックス効果でしょう。特筆すべきは、テアニンのリラックス効果というのは、「眠気を起こすことが無い」ということです。テアニンを摂取しても、人間の脳内でシータ波が出ないということが研究であきらかにされています。(シータ波というのは、浅い睡眠のときに出る脳波です。)

ストレスを抱えていたり、不安でどうしようもなかったり、また、気分が落ち込んでいるときには、紅茶を飲んでみるといいでしょう。

また、テアニンは細菌感染などに対して、自然抵抗力を高める効果があるといわれています。

お茶の中に含まれているテアニンの比較

テアニンは紅茶や緑茶に多く含まれています。乾燥した茶葉の中に、1〜2パーセントのテアニンが含まれています。しかし、煎茶や中国茶にはあまり含まれていません。それと、熱い湯でお茶を淹れるよりも、低温で淹れたほうがテアニンを多く抽出できるようです。

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