トルコの紅茶、チャイ
トルコでは、紅茶は人々の生活の一部になっています。トルコでは紅茶は「チャイ」と呼ばれますが、トルコのどこへ行っても、食前食後には、友情やおもてなしのしるしとして、紅茶やコーヒーが提供されます。
トルコの紅茶の生産は主に、トルコ東部の黒海沿岸の地域で始められました。そのあたりは、降水量が多く、肥沃な土壌があることで知られています。茶園はリゼやトラブゾンなどの街の周辺にあります。海岸地帯から標高1000メートルの地点に茶園がひろがっています。1947年に、リゼに紅茶の工場が初めて建てられました。
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もともとトルコでは、紅茶よりもコーヒーが人気がありました。しかし、第一次世界大戦後、コーヒーが高価になって入手が困難になったのです。その後、トルコ人はコーヒーよりも紅茶のほうを多く消費するようになっていきます。紅茶の茶葉はトルコ国内で生産できたからです。
トルコの紅茶、チャイの特徴
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チャイは風味が濃厚であるといわれています。また、チャイを飲むときは一般的なティーカップは用いられません。トルコでは、チャイは小さなチューリップの形をしたグラスに入れて出されます。このグラスをもつときはヤケドをしないように、グラスの縁をもつようにするといいでしょう。グラスには沸騰して熱々になったチャイが入っているからです。
また、トルコの習慣として、チャイには砂糖は入れますが、ミルクティーにはしないようです。チャイは濃い状態で出されるので、お湯をグラスに注いで、チャイの濃さを各人のお好みで調節します。
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