紅茶の茶葉の話
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リーフティーにはティーバッグのような便利さはありませんが、紅茶は茶葉からいれたほうがより一層、紅茶本来の美味しさを味わうことができます。リーフティーには高品質の茶葉が使われおり、また茶葉からいれるとお茶の持つ旨み（テアニン等）が出やすいということがあります。そうはいっても、日常の生活の中でゆったりと紅茶を楽しむ時間が常にあるわけではありません。あわただしい朝のテーブルにティーバックはありがたい存在です。そうなるとティーバックでも美味しく淹れられるちょっとしたコツをおぼえましょう。
茶葉とその品質
ばら売りの茶葉はティーバッグに含まれている茶葉よりも、葉っぱが大きいということがあります。紅茶の茶葉には精油が含まれており、それが紅茶の風味の基礎になっています。葉っぱのサイズが小さくなればなるほど、紅茶の風味が少なくなるのです。
ふつう、ティーバッグに含まれている茶葉は「ファニングス」と呼ばれています。一方、ばら売りの茶葉はフルリーフです。
また、ティーバッグを作る際の製造工程も紅茶の品質に影響を与えます。ティーバッグの製造においてはＣＴＣ製法が用いられます。ＣＴＣ製法は大量生産型の製法であり、円筒形のローラーの中で茶葉が押しつぶされ、引き裂かれ、丸められるのです。このＣＴＣ製法によって、紅茶の風味を高める精油が失われてしまうこともあります。
ＣＴＣ製法を用いない場合は、オーソドックス製法で茶葉が生産されますが、その際には紅茶の成分をすべて保護することができるようです。
それと、美味しい紅茶をいれるには、「ジャンピング運動」を起こさせないといけないとよくいわれます。小さなティーバッグでは茶葉をジャンピングさせにくいということなのです。
茶葉から紅茶をいれる
茶葉から紅茶をいれるのはそんなに難しいことではありません。でも、おいしい紅茶を入れるための水の知識や、最適な温度がどのくらいかということは知っておいたほうがいいでしょう。水を沸騰させすぎると、紅茶の中に含まれる油分を破壊してしまうこともあります。また、茶葉を蒸らす時間が長すぎると、苦い紅茶になってしまいます。
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